緊急事態宣言は終了しましたが、安全運転5原則のおさらいです
ご存じのように首都圏、大阪・京都・兵庫、北海道を除き、緊急事態宣言は解除されました。
暖かくなり自粛に疲れたのか、ここ首都圏でも道路の車の数は増えたように思われます。 ですが、まだまだ医療体制は充分とは言えない状況が続いています。
感染者は減っても私たちは引き続き気を引き締め、社内の除菌や消毒に気を付けたいと思っています。 そして、休まず働き続ける医療関係者、社会インフラにかかわる労働者の方々、社会を支えるすべての方々に感謝申し上げます。
コロナの影響で、「レンタカーや社用車を使い通勤をする」というお客様が多くいらっしゃいます。 ここでもう一度、『安全運転5原則』をおさらいしておきましょう。
1 安全速度を守る
「法定速度」と書いていないのがミソです。もちろんスピード違反はいけません。ですが「遅く走れば安全か?」と言われると、それも少し違います。基本的には「太い道では道路の流れに乗り、細い道では徐行する」。特に住宅地の狭い道では、路地だけでなく家の玄関からこどもが飛び出してくることも考えられます。イメージでは「猫が飛び出してきても止まれるように」ゆっくり進んでください。
2 カーブの手前でスピードを落とす
カーブの何が危ないか?第一には進む先が見えないということです。第二には、タイヤ(ハンドル)が曲がった状態でブレーキを踏むのが危険ということです。スピードを出したままカーブに侵入し、「これでは曲がり切れない!」と思ってブレーキを踏むと、車はスリップします。ドラマなどでも車がキュルキュル言いながらカーブを曲がるのを見たことがあると思います。あのキュルキュルは遠心力でタイヤが横に滑っている音です。スピードを落とすときは、タイヤ(ハンドル)が真直ぐの状態でブレーキを踏みます。
3 交差点では必ず安全をたしかめる
信号のある交差点での左折のときは、必ず巻き込み確認をします。サイドミラーで、車の横をすり抜けていこうとする自転車やバイクを確認し、曲がりながら、必ず目視で横断歩道を渡ろうとする歩行者・自転車を確認します。右折の時も、「対向車」と曲がった先の横断歩道を渡ろうとする歩行者・自転車を必ず確認してから右折します。運転が多少ギクシャクしたって良いのです。安全確認なんか全くしないでスイスイ走る車と、多少ギクシャクするけれど必ず安全確認をする車、あなたならどっちに乗りたいですか?今までは幸運にして事故を起こさなかったかもしれません。ですが、安全確認を怠ればあとは確率論です。事故はいつか必ずやってきます。
4 一時停止で横断歩行者の安全を守る
信号の無い交差点では、「止まれ」と書いてある停止線で一度止まります。これは、歩行者・自転車を轢かないための最低ラインです。ですが、ここで止まっただけでは横から出てくる車が見えません。また、横から来る車から、自分の車も見えません。もう少し出て、相手に車の鼻先を見せるようにしてもう一度止まり、左右の安全を確認し、進行します。また、横断歩道は歩行者が優先です。渡ろうとした人や自転車を見つけたら、必ず止まるようにします。
5 飲酒運転は絶対にしない
いわずもがなですが、飲酒運転は厳禁です。もしも飲酒運転をした場合、法律では飲酒運転を行ったドライバーだけでなく、黙認して同乗した免許を持つ者全員が罰金を払うことになります。仲間5人で軽く一杯飲み、そのうち一人が運転して皆で一台の車で帰りました。帰り道、酒気帯び運転で捕まりました。これで罰金はいくらでしょうか?ナント、一人30万円の150万円です。ですがお金の話だけで済めばまだラッキーです。お金では絶対に償えない罪を犯してしまったかもしれないのですから。
車はとても楽しくて便利な乗り物です。ですが使い方を間違えれば、たとえ不可抗力であっても簡単に人を殺してしまう道具なのです。
安全に気を付けて、楽しいカーライフをお送りください。
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