ペーパードライバーも覚えておきたい、台風と車の関係

台風のときのはどうすれば良いのか? 

台風シーズン到来です。

 年間約25個の台風が発生し、うち12個が日本に接近。約3個が上陸しています。

 以前のコラム「ペーパードライバーも覚えておきたい、災害と車の関係」でも書きましたが、車はどう台風に備えれば良いのでしょうか? 

 「ガソリン満タン」を習慣に 

これまでの台風や災害では、ガソリンの供給がストップして給油が難しくなったケースが多数ありました。

 東日本大震災のときのは、何日もガソリンの供給がストップし、ガソリンスタンドの前には連日長蛇の列となりました。

 また家が被災したり、停電によって家の中で冷房や暖房が使えなくなった場合は、車の中が一時避難所となります。ガソリンさえあれば、暖房や冷房は点きますし、スマホの充電もできたりします。

 そうした過去の事例から、常にガソリンを満タンにしておくことは重要となります。

 「満タン&灯油プラス1缶」 

 台風だけに限らず、防災の観点から常にガソリン満タンや灯油を1缶多めに備蓄していくことを推奨する運動が「満タン&灯油プラス1缶運動」です。

 災害発生時の安心のために、普段から車の燃料メーターが半分程度になったら満タン、灯油は1缶多めに備えるよう心がけましょう。

 安全な場所への移動 

大きな台風が接近する前に、自治体が発行しているハザードマップをチェックしておきましょう。

 冠水や土砂崩れの危険がないか、いざという時の避難場所、避難ルートも確認すると安心です。

 心配なようなら、近くの安全な場所に車を避難させましょう。

 多くの自治体では、ショッピングセンターや近隣の大型物流倉庫の立体駐車場などが、緊急避難場所として契約されています。

不明な場合は自治体に問い合わせてみましょう。

 やむを得ず屋外に駐車する場合、周りに強風で飛散しそうなものがある場所はできるだけ避けましょう。

 長らく空き家になっているような家、放置された家屋では瓦やトタンなどが飛ばされ、車にぶつかる危険があります。

また、木が生い茂っているような場所も、枝が折れて飛んできたりします。

 台風の被害にあってしまった場合 

自動車保険は使えるのか? 

車が浸水してしまった、土砂に埋まってしまった、飛んできた物で車がへこんでしまった場合などです。

 ご自身の所有している車が災害にあった場合、「車両保険」に入っている場合は使えます。

 車両保険に入ってない場合は、どんな災害にあっても保険は下りません。

 また、相手方への賠償は、台風のみを直接の原因とする場合には自動車保険で補償されません。

 例えば、台風で自分の車のカバーが飛んでいき、近くの車を傷つけてしまった場合などです。

こういった場合は一般の自動車保険では保証されません。

 あくまで一般的なものなので、詳細はご自身の保険会社に問い合わせしてください。

 保険を使った場合の等級は

 台風による損害で車両保険を使った場合には、翌年は1等級ダウンし、事故あり係数適用期間が1年加算されます。

 一般的な事故と同じですが、一度保険の等級が下がると回復するのに3年くらいかかると言われます。

 その分保険料が上がることになるので、10万円までだったら自費で直してしまった方が安上がり、とも言われます。

 修理金額が微妙な時は、保険会社に問い合わせするほうが良いと思います。



 これから台風シーズンです。

 悪天候の際の運転には、くれぐれもお気をつけください。

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