ペーパードライバーも知っておきたい、災害と車の関係


元日の能登半島地震から2か月以上が経ちました。

 現在まで、被災された方、家などを失った方も大勢いらっしゃいます。心より お見舞い申し上げます。

 日本はどこにいても自然災害に襲われる危険があることが、またも明白になりました。

 今回は災害と車の関係を考えます。

 車で避難できるときと、できないとき

 災害が起きて避難しなくてはならないときは、原則は徒歩での避難となります。

 でも、家族や近所に足が悪い方がいたときなど、緊急の時は車を使います。 車は徒歩よりも早く移動できますし、ほとんどの車の車内にはラジオもあり、最新の情報が手に入ります。 

 ですが、考えることは皆同じです。

 津波情報が出たり、ハワイでの火山噴火などのニュースでも、ほとんどの道で渋滞が起きます。

 臨機応変に、その場の判断をすることが大切です。

場合によっては車を乗り捨ててでも、近くの高台に避難しなくてはなりません。

 その場合は、なるべく車を道以外の場所に停め、車のカギはつけたまま、ドアロックをしないで乗り捨ててください。

 ガソリンはいつも満タンに! 

車に乗って避難できた方は幸いです。

当面の雨風はしのげますし、ガソリンがあれば、さらに遠くに移動できます。

 しかしながら、車はガソリンが無くては動きません。

一度災害にあっては、ガソリンスタンドも閉鎖してしまいます。いつ開くかもわかりません。 ガソリンタンクは常に満タンにしておきましょう。

 エコノミークラス症候群に気を付ける

 幸いにも車で非難することができました。

でもしばらくは、この車で寝泊まりし、避難生活をすることになるかもしれません。

 はじめに気を付けたいのはエコノミークラス症候群です。

 エコノミークラス症候群とは、飛行機のエコノミークラスに長時間乗っているような、同じ姿勢でいると発症する血行不良による静脈血栓塞栓症です。

 エコノミークラス症候群は、食事や水分不足で長時間座席に座り続ける災害時の車中泊、車での避難生活で発症する可能性があります。

水分を十分に取り、定期的に体を動かして血流を全身に行き渡らせるようにしましょう。 

 手足を振って、血流を良くすることだけでも効果があります。

 防災グッズを備蓄しておく 

災害時には、電気・ガス・水道といったライフラインが停止する可能性があります。

 ライフラインがストップすると、日常生活に深刻な影響をおよぼします。

 長期保管できる水や食品、応急処置用具、モバイルバッテリーや手回し式のラジオなどを事前に用意しておきましょう。

 このような防災グッズは備蓄しておくだけでなく、緊急時に急いで持ち出しができるよう、一つの鞄にまとめ、手の届きやすい場所に置いておくことも重要です。

 ハイブリッド車は電源になる? 

こういった場合に、コンセントを装備したハイブリッド車が注目されます。

 コンセントを装備していなくても、最近の車はUSBは付いているので、スマホの充電などはできます。

プラグインハイブリッドの車になると、さらに大容量バッテリーを備えているために、数日分の電源になります。

 完全な電気自動車のほうがバッテリー容量は大きいので、長時間の電源にはなりますが、電気が無くなれば全く動きません。

 ガソリンの復旧が早いか、電気の復旧が早いか、微妙なところだと思います。

 車内に用意すべき防災セット

 車に乗っている時に災害が起きても対応ができるように、もしもの時を考えて、ある程度の防災セットを積んでおくのも良いかもしれません。

普段車に乗るのは自分だけだと思っても、余裕ばあれば多めに積んであるほうがいざという時には便利です。

 水や食料などは、通常の防災グッズに入れておけば良いでしょう。

夏場の車は高温になりますので、あまりおすすめしません。

 劣化しにくく、車に積んでおきたいものは、簡易トイレ、アルミ温熱シート、いざという時のホイッスル です。

 災害の時に困るのは、まず飲食ですが、当然ながら、入れれば出ます。数日の間だけでも、簡易トイレは必要になります。 

 また、車内にブランケットなどを既に積んでいる方もいると思いますが、合わせてアルミ温熱シートを揃えておくと安心です。

 災害時に車で待機する際などはエンジンを切った状態にすることがほとんどです。ガソリンを食うのでエアコンの使用もできません。

真冬に災害が起こった際にアルミ温熱シートがあれば、一層寒さを防ぐことができます。 

 また、瓦礫の下敷きになった時。誰かに助けを呼びたい時など、ホイッスルはダッシュボードに入れておくと便利です。

 まとめ

 地震や津波、台風や豪雨など、あらゆる災害に遭う可能性がある日本です。

 まずは命を守ることを第一に考えてください。 

 その場合、有効であれば車を使って避難することもできます。 

 災害はいつ、どこで起こるかわかりません。 

 臨機応変に、命を守る行動をしてください。

 いまいちど、防災グッズの点検をし、万が一に備えてください。

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